Record Lab

初心者ガイド 読了 約8分

レコードをデジタル化する方法|USB録音・必要機材・手順を解説

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています

レコードをデジタル化する方法|USB録音・必要機材・手順を解説

アナログレコードをデジタルデータ(WAV・MP3・FLACなど)に変換することで、スマートフォンやPCで聴けるようになり、音源のバックアップとしても機能します。ここでは必要な機材と録音手順を解説します。

デジタル化の主な方法

レコードをデジタル化するルートは主に2種類あります。

方法必要機材手軽さ音質
USB出力付きプレーヤー → PCプレーヤー(USB対応)、PC、録音ソフト中〜高
アナログ出力 → オーディオインターフェース → PCプレーヤー、オーディオIF、PC、録音ソフト

初めてデジタル化する方には、USB出力付きプレーヤーを使う方法が最もシンプルです。

方法1:USB出力付きプレーヤーを使う

対応モデルの確認

USB出力を搭載している主なモデルは以下の通りです(メーカー公式サイトの仕様を参照)。

モデルUSB出力フォノイコ価格帯目安
Audio-Technica AT-LP60XUSB内蔵¥15,000〜20,000
Audio-Technica AT-LP120XUSB内蔵(ON/OFF)¥30,000〜40,000
ION Audio Max LP内蔵¥8,000〜12,000

これらのモデルはUSBオーディオクラス(UACクラス1)に対応しており、WindowsおよびmacOSに追加ドライバなしで接続できます。

Audio-Technica AT-LP60XUSB Amazonで探す楽天で探す

録音手順

必要なもの

  • USB出力付きレコードプレーヤー
  • USB-AケーブルまたはUSB-B(プレーヤーに付属していることが多い)
  • PC(Windows/macOS)
  • 録音ソフト

推奨フリーソフト:Audacity

Audacityは無料のオープンソース録音・編集ソフトで、Windows・macOS・Linuxに対応しています。レコードのデジタル化では広く使われています。

録音の基本手順

  1. プレーヤーとPCをUSBケーブルで接続する
  2. AudacityでUSBオーディオデバイスを入力デバイスに選択する
  3. サンプリングレート・ビット深度を設定する(後述)
  4. Audacityで録音を開始 → レコードを再生する
  5. 盤の終わりで録音を停止する
  6. 無音部分をトリミングし、1曲ずつ分割・書き出す

サンプリングレート・ビット深度の目安

設定用途
44,100 Hz / 16-bit(CD品質)一般的なデジタル化・ファイルサイズを小さくしたい場合
48,000 Hz / 24-bit高品質な保存・編集を考える場合
96,000 Hz / 24-bitハイレゾ保存(ファイルサイズ大)

特別な理由がなければ44,100 Hz / 16-bitで十分です。

方法2:オーディオインターフェース経由

仕組み

フォノイコライザーOFF対応のプレーヤー(AT-LP120XUSB等)のLINE出力や、外付けフォノアンプの出力を、オーディオインターフェース(USBオーディオIF)経由でPCに取り込む方法です。

接続の流れ

プレーヤー → フォノアンプ(またはプレーヤー内蔵フォノイコON)
→ オーディオインターフェース(LINE入力)→ PC(USB)

この方法は機材構成が複雑になりますが、オーディオインターフェースのAD変換品質を活かした高品質な録音が可能です。

注意点

オーディオインターフェースの入力にレコードプレーヤーのPHONO出力を直接接続しないでください。PHONOレベルはLINEレベルより大幅に小さく、フォノイコライザーを通さないとまともに録音できません。プレーヤーのフォノイコ内蔵をONにするか、外付けフォノアンプを使うかのどちらかが必要です。

書き出しフォーマットの選び方

フォーマット特徴
WAV非圧縮。音質劣化なし・ファイルサイズ大
FLAC可逆圧縮。音質劣化なし・WAVより小さい
MP3 (320kbps)非可逆圧縮。音質劣化あり・ファイルサイズ小
AIFFmacOS環境での非圧縮フォーマット

長期保存やマスター用途にはWAVまたはFLACが推奨されます。スマートフォンで再生するためのコピー用途にはMP3(320kbps)で十分です。

録音時の音量(ゲイン)調整

録音レベルが高すぎると波形がクリップ(歪み)し、低すぎるとS/N比が悪化します。録音前にテスト再生を行い、Audacityの波形が最大振幅の-6〜-3dBFSに収まるよう入力ゲインを調整してください。

まとめ

レコードのデジタル化は「USB出力付きプレーヤー+Audacity」の組み合わせが最もシンプルです。録音設定はCD品質(44,100 Hz / 16-bit)が標準で、長期保存ならWAVまたはFLACで書き出すことをおすすめします。

USB出力付きプレーヤーのおすすめはUSB出力付きレコードプレーヤーおすすめもあわせてご覧ください。

関連記事